チャイナエアライン札幌支店では、７月10日の便を皮切りに同月末までの毎週金曜日に札幌（新千歳）と台北（桃園）との間で貨物搭載のみの臨時便を運航させる。
この臨時便運航により、北海道からの生鮮産品の台湾向けおよび香港等の台湾以遠への空輸のみならず、台湾および他国から台湾経由にて日本に向けた貨物の輸入にも可能性が広がる。
荷主企業らが求めていた新千歳空港発の臨時便の運航であるため、扱い貨物の集中による混雑も予想される。
詳しい情報については、取引き先の貨物利用運送事業者各社に適宜お問合せするよう呼びかけている。
なお、北海道エアポート（蒲生猛社長、千歳市）は７月10日より同月末まで、同臨時 貨物便に対し、着陸料等を全額補助すると発表した。当該便は、複数の貨物取扱事業者が利用可能となる。
同社では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い旅客便が減便され、航空貨物スペースが不足している現状を鑑み、航空貨物輸送の維持を図るべく、６月より新千歳空港を利用する貨物便に対し着陸料等の補助を開始している。
コロナ禍により旅客の流動が制限されている中、貨物チャーター便の促進により、物流・航空路線の維持と地域経済に貢献する目的で実施し、貨物輸送を目的とし新千歳空港に離着陸する国際線(有償旅客ゼロの便) を対象としている。支援金額は着陸料・停留料・保安料の100%相当金額。
同社では、「今後もエアライン各社、フォワーダー各社など関係者との連携を強化しながら、航空便の運航を促進し、ひいては北海道における物流・航空路線の維持と地域経済に貢献していく」としている。
