ジャスト・カーゴ(清野敏彦社長、石狩市)は10月22日、石狩市立南線小学校(村山浩校長)で1年生約150人と父兄を対象として、物流教室「はたらくクルマ体験学習」を4時限にわたって開催した。昨年に続き2回目。会場にはトレーラー、冷凍車、ユニック車、ショベルカーなどの「はたらくくるま」を用意した。
新型コロナウイルスの感染が続く中、自粛も検討したが、小学校から開催要請があったためこれに応え、「withコロナ」仕様のイベントとして、徹底した感染防止対策を施した。スタッフは全員、開始前に検温し、フェイスシースドとマウスシールド、ゴム手袋を装着した。児童にも子供用のフェイスシールドとゴム手袋を用意、このほか会場内各地に消毒用のエタノールを置き、車両への試乗の際は、窓を開け、一度に乗る人数を絞った。
同社のほか、丸日日諸産業(札幌市豊平区)、幸楽輸送(同清田区)、北海道日野自動車(同東区)、山一運輸(同手稲区)が車両を提供。スタッフとして、工藤商事(夕張郡)、大勝(千歳市)、エフ・シー・ティー(北広島市)、サッポログループ物流北海道支社(恵庭市)、アペックスTIP(札幌市豊平区)、石狩開発(石狩市)、北海道運輸局が運営に協力し、札幌商工会議所が見学した。
各車両の説明とデモンストレーションを行った後、トレーラーによる校庭周回、冷凍車での冷感体験、ユニック車・ショベルカーのオペレーター体験、トレーラーの荷台に乗る体験など車両に実際に触れ合ってもらった。
清野社長は「グランドにはたらくクルマをたくさん持ってきました。みなさんが将来仕事に就くとき、一緒に働けることになるのを楽しみにしています」と児童に向けて呼びかけた。
気に入った車両に何度も乗る児童も多く、「冷凍車の荷台に入ったのが寒くて楽しかった」「トレーラーの荷台に乗り、ウイングを閉めると真っ暗になってびっくりした」などの感想も聞けた。