北海道電力(藤井裕社長、札幌市中央区)は9月21日、石狩湾新港発電所向けの燃料として、北海道で初めて、米国産LNG(液化天然ガス)を受け入れたと発表した。
このLNGは、同社とJERA Global Markets社との間で締結したLNGスポット売買契約に基づき、米国テキサス州フリーポート市から、LNG船「信州丸」によって石狩LNG基地まで輸送された。
石狩LNG基地では、既に完成しているNo.3タンクに加え、今年10月にはNo.4タンクが竣工する予定。No.4タンクが完成することで同社はLNGタンクが2基体制となり、燃料の受入時期を幅広く設定できることから、より柔軟なLNGの調達が可能となる。
同社では、「引き続き、長期売買契約とスポット調達を組み合わせ、調達形態や供給国の多様化を進め、安定的かつ経済的な燃料調達を図っていく」としている。