札幌市中央卸売市場の卸売会社の曲〆高橋水産(高橋清一郎社長、札幌市中央区)は9月24日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため年末商材の展示会「カネシメEXPO2020」をオンラインで同25日~10月20日に開催すると発表した。
例年は事業者向けのイベントだったが、今年は一般消費者も参加できる。普段一般消費者が入ることができない札幌市中央卸売市場を360度好きな方向に散策し、北海道の海の幸の情報を見て、買い物することができる。今が旬のサンマや、年末年始に食べたい数の子やいくらや蟹なども市場から直送する。
同展示会では、Googleのストリートビューのように札幌市中央卸売市場を360度好きな方向に散策でき、北海道の海の幸の情報をタップするだけで知ることができるほか、カートがついている商品を取り寄せすることができる。事業者向けには年末商材を中心としたカタログをネットで展示、その場でオンライン商談も可能。
高橋社長は「例年9月、札幌市中央卸売市場内の特設会場において、商品展示および商談会を事業者向けに開催し、多くの事業者に来場をいただいていたが、本年は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、展示会の中止を決定した。一方で、WEB会議やリモートワークの増加、ECの急伸など生鮮食料品卸売業を取り巻く環境も大きな変革の波にさらされている。そこで、事業者向け展示会(BtoB)と消費者向けEC(BtoC)とを連携したオンライン展示会を開催することとした」とコメント。