JR貨物北海道支社は4月4日、帯広貨物駅からボイラー用燃料のA重油が最大90ℓ程度流出したと発表。
同3日に判明、給油用配管の劣化により直径1㎜程の穴が空き、A重油が漏洩したことが原因と考えられるとしている。
3月17日に用水路と帯広川の合流地点付近に油が浮いていると市民より消防へ通報があり、同21日に帯広市の調査により油の流出箇所がJR北海道帯広運転所及びJR貨物帯広貨物駅敷地を通る水路から油が流出していることが判明。
同22日、北海道十勝総合振興局、帯広市都市環境部、JR北海道、JR貨物において、敷地内各排水経路の調査を実施すると共に排水路のマス部分から油を採取し成分を分析。同時に、吸着マットによる応急処置を行い、以降、吸着マットの交換、経過観察を実施。
分析の結果、同28日に油の成分は A重油若しくは軽油の成分だと判定。分析結果を基に流出箇所の絞り込みを行い、流出箇所の特定に向けた調査を実施。
4月2日に帯広貨物駅にて、給油用配管の油漏れを確認し、直ちに応急処置を実施し、漏れが止まったことを確認した。
今後の対応として、排水路の確認と清掃を行い、配管の取替を行うとともに施設の点検を徹底し、行政機関と情報共有を行いながら、再発防止に努めていくとしている、