ジャスト・カーゴ(清野敏彦社長、石狩市)は10月27日、石狩市立緑苑台小学校で1年生約60人を対象とした物流教室「はたらくクルマ体験学習」を開いた。車両への試乗や操作をしてもらい、運送業界のイメージアップに努めた。今年度、同市内の小学校で2回目の体験学習の開催となり、協力会社などから約25人がスタッフとして参加した。
同社のほか、幸楽輸送(札幌市清田区)、北海道日野自動車(同東区)、北海道物流開発のグループ会社の東日本物流開発(同西区)の4社が車両を提供した。このほか、スタッフとして大勝(千歳市)、エフ・シー・ティー(北広島市)、サッポログループ物流北海道支社(恵庭市)、アペックスTIP(札幌市豊平区)、石狩開発(石狩市)の5社が参加し、運営に協力した。
校庭にトレーラー、冷凍車、ユニック車、ショベルカーなどの車両を持ち込み、それぞれの役割を説明し、稼働する姿を見てもらった。「ショベルカーのバケットを動かす」「トレーラーの切り離しと連結を行う」「ユニック車のブームを目一杯伸ばす」といったデモンストレーションを行った。
「ユニック車では、皆さんの家の車を学校の屋上まで持ち上げることが出来ます」「トレーラーでは一度にジュースを4万6000本運ぶことが出来ます」「冷凍車は走る冷凍庫でマイナス30度くらいまで商品を冷やせます」などと説明した。
トラクターヘッドによる校庭周回、冷凍車での冷感体験、ユニック車でのUFOキャッチャー、ショベルカーのオペレーター体験、トレーラーの荷台に乗る体験などを行い、児童からは「冷凍車が冷たくて楽しかった」「トレーラーの荷台を閉めると、真っ暗になり面白かった」などの感想があった。
スタッフは、「働く車は大きいので、普段は近づくと危険です。見かけたら遠くから応援してください」などと児童に呼びかけた。