JAL・JALUX オホーツクの生ホタテを首都圏へ輸送

JAL(赤坂祐二社長、東京都品川区)とJALUX(篠原昌司社長、同港区)は5月19日、JALの空輸を活かしたスピーディな物流網とJALUXの豊富な商流のノウハウを活かし、全国のさまざまな旬の食材を新鮮なまま届ける取り組みを拡大すると発表。
第1弾として、北海道オホーツクから、「一度も冷凍しない生ホタテ」を首都圏の店舗に配送する。

両社はそれぞれの強みを活かして、選りすぐりの新鮮な食材を、全国各地の生産地 から首都圏内の小売店舗までスピーディに届ける取り組みを開始する。

JALはこれまで、地域活性化の取り組みとして、各地にある支店やふるさとアンバサダーによる交流を通じ構築した地元の生産者とのネットワーク網と航空貨物輸送のスピードを活かし、全国の新鮮な食材や隠れた逸品の催事販売などを百貨店と連携し実施してきた。

JALUXは、コロナ禍においても影響を受けにくいスーパーマーケットなどの非航空領域における新たな市場開拓・拡大に取り組み、羽田空港から首都圏内へのスムーズな流通網を構築してきた。

今般、それぞれの得意分野を掛け合わせ、「生産者の顔が見える」高品質・高鮮度な食材や食品を、羽田空港を経由して首都圏内の小売店舗へ最短のスケジュールで配送するだけでなく、一定期間安定して提供することが可能となる。

第1弾の取り組みとして、北海道オホーツク産「一度も冷凍しない生ホタテ」を扱う。一般的に水揚げ後、急速冷凍されて流通しているオホーツク産のホタテを、水揚げした港でそのまま梱包 した後、女満別空港から生のまま空輸する。現地で味わえる新鮮さそのままのホタテが、首都圏のスーパーマーケットなどの店頭に並ぶ。販売時期は6月3日~12月下旬を予定。

出荷する常呂漁協の髙桑康文代表理事組合長は「常呂漁協では、サロマ湖で1年間育てた稚貝を、オホーツクの外海で地撒きし3年間育てる、計画的でサステナブルな美味しいホタテを生産している。稚貝から生産しているのは、全国でオホーツクエリアだけ。常呂の自然の中で育った美味しいホタテを召し上がっていたいだき、次はぜひオホーツクへ足を運んでください」とコメント。

第2弾として、北海道とかち地域からの「有機朝採れとうもろこし」を、今年の夏に実施する予定。

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