丸亀製麺を展開するトリドールホールディングス(粟田貴也社長、東京都渋谷区)は6月25日、美瑛町(角和浩幸町長)、美瑛町農業協同組合(JA びえい、熊谷留夫理事長)と包括的連携協定を締結したと発表。
同社が自治体およびJAと包括的連携契約を締結するのは今回が初めて。
同社は、丸亀製麺において美瑛町産の食材を使用したことをきっかけに、数年前より美瑛町およびJA美瑛との交流を重ね、その過程で三者の資源やノウハウの連携・協力を強化することが持続可能な地域社会の実現に繋がると判断し、今回の連携にいたった。
同協定は、外食店舗の運営で培ったトリドールグループのノウハウと、多様な農畜産物を誇る美瑛町とJA美瑛の三者が協業することで、更なる地域活性化と新たな価値創造を図ることを目的とする。
今後は、災害発生時の緊急物資配送支援やうどん体験教室をはじめとする食育活動、美瑛町の特産食材の活用など、様々な取り組みを行っていく。
具体的な協業事業として、「美瑛町産品の販路拡大・販売促進」「地産地消・食育の推進」「地域に密着した情報発信」「災害発生時における支援」「福祉の充実・健康増進」「子ども・青少年の健全育成」「その他地域活性化」ーに関することなどを進める予定。