北海道では2月18日から3月31日まで「十勝Maasプロジェクト」を実施する。期間中、都市間高速バス「ポテトライナー」を活用した帯広から札幌までの荷物輸送の実験を行う。
同プロジェクトでは、「ウィズコロナ時代」においても安心して公共交通を利用できるよう、接触機会の減少により感染リスクを低減する交通チケットのデジタル化や交通機関におけるQRコード決済の導入を図るほか、利便性向上のためJRと路線バス共通で利用できるフリーパスの販売を行うとともに、コロナ禍において利用者の減少が著しい事業者の収益改善の可能性を検証するなど、感染症対策と公共交通利用の両立を目指した各種実証実験を行う。
荷物の輸送実験は、ポテトライナーを活用して、荷持一個あたり大人一人分の料金(3480円)で、帯広から札幌へ約4時間で運ぶ。バスターミナルで、荷物預け入れ時に現金もしくはQRコード決済(PayPay)で支払う。
荷物は三辺計で100㎝以内、重さ10㎏以内が対象。利用は、十勝圏域に立地する企業や法人・団体限定、「素早く荷物を届けたい」「受け取りたい」といったニーズに対応する。
実施曜日は平日の月曜日〜木曜日。
対象便は、①帯広駅バスターミナル7:30発(北海道中央バスターミナル11:25着予定)、②帯広駅バスターミナル12:30発(北海道中央バスターミナル16:10着予定)ーの2便。
荷物は「帯広駅バスターミナル札幌線予約センター」の窓口で預け入れる。バス出発の当日15分前までに窓口にて受付を行う。札幌では「北海道中央バス札幌ターミナル②又は③窓口」にて、荷物を受け取る。