アイ・リンク(本間勝行社長、札幌市白石区)は2月17日、物流事業における強化の一環として、一般貨物自動車運送事業を手掛ける山桜商事(巌信之社長、石狩市)の全ての発行済株式を取得する契約を、同16日付で結んだと発表した。山桜商事の新社長には本間氏が就き、巌氏は会長に就いた。
同社では、「従来の事業主体である建設業に対するストックビジネス事業の確立」というビジョンのもと、現物流事業の前進となる貨物軽自動車運送事業を2014年度より立ち上げ、2020年度からは新たに一般貨物自動車運送事業にも参入し、現在では貨物軽自動車運送事業との相乗効果を強みに運送事業をストックビジネス事業の柱として、営業を展開している。
一方、山桜商事は1973年に設立、一般貨物自動車運送事業を主軸として物流事業を展開し、特に建材輸送には定評があった。
アイ・リンクでは、今回の株式取得に伴う両社のシナジー効果により、既存顧客及び新規顧客への提案機会の創出が可能になると捉えており、今後の見通しとして、「今回の株式取得により、両社の大幅な業績向上が期待できる」としている。