鈴木商会 木村工務店を子会社化 道東で「解体から産業廃棄物の処理」を一気通貫

鈴木商会(駒谷僚社長、札幌市中央区)は7月13日、建造物解体業、産業廃棄物処理業
などを展開する木村工務店(木村秀明社長、釧路市)の全株式を取得し、完全子会社としたと発表。

鈴木商会は、中長期経営計画で「北海道における資源循環強化」を掲げ、更なる資源リサイクル領域の拡大を目指しているが、道東エリアにおいては解体業界へのアクセスが弱く、課題であった。このような状況の中、釧路で長年にわたり地域密着型の解体業を展開しており、有数の事業規模を誇る木村工務店とM&Aを行い、グループに迎えた。

今後は両社の経営資源の活用により、道東エリアにおける解体から産業廃棄物の処理に至る一気通貫した事業展開を推進し、同地域の顧客への更なる利便性向上を追求し、資源循環のインフラとして地域貢献を推進していくとしている。

木村工務店の木村社長は取締役となり、新社長には駒谷社長が就いた。
駒谷社長は、「今回の木村工務店のグループ入りで解体業へ進出することが出来ました。普段私たちは資源物を収集し加工する立場でしたが、今後は資源物を発生させる立場となります。これにより、私たちが解体し発生した資源物を自分たちの手で再生し、同じ場所に建設される際の資材として戻す資源循環を実現したいと考えています。木村工務店のグループ入りが私たちの更なる発展のきっかけになると確信しております。解体、環境の分野で地域の皆様のお役に立てる存在となれるように精進致します」とコメント。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする