幸楽輸送 不動社長「オンラインセミナーで講演」

北海道コカ・コーラボトリングの物流子会社・幸楽輸送(札幌市清田区)の不動直樹社長は2月22日に開催された、シーアールイー主催のオンラインセミナー「CREフォーラム」で「物流改善事例 地域の発展に貢献物流の仕組み」と題して講演した。
 
不動社長は、「清涼飲料水をベースカーゴとし、積載率100%による安価な輸送の混載スキーム」をはじめ、「本州の在庫拠点から、倉庫フィーが安価な道内倉庫への転換を促す北海道デポ構想」「様々な形での道内でのリレー輸送」といった同社が従来から進めている効率的な物流の取り組みを説明した。

また、地方と地方とを結び、産品を流通し合う「互産互生」の取り組みや、安価な青果流通の仕組みである「やさいバス」の実証実験・本格運用に向けた準備状況などを紹介した。

不動社長は「物流は経済活動の最終工程であり、経済の発展に貢献するには、全体最適な仕組みの構築が重要。サプライチェーン上のある部分のコスト削減のみを求めてしまうと、他の部分のコスト増加につながることも多い。全体最適に向けて、時間や量、タイミングなど調整してもいいところはないだろうか」と強調した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする