ニトリHD・エディオン 資本業務提携 物流ネットワーク相互活用も

ニトリホールディングス(白井俊之社長、札幌市北区)は4月27日、エディオン(久保允誉社長、大阪市北区)の株式を取得し、両社で資本業務提携を行うと発表した。
経営資源やノウハウを相互活用し、両グループの事業拡大・企業価値の向上を目的とするもの。
 
ニトリグループは、「ニトリ事業」では家具・インテリア用品の販売・製造・輸入等や、その他不動産賃貸業、広告サービス、物流サービス等を展開、「島忠事業」では家具・インテリア用品、ホームセンター商品の販売や、その他これに付帯するサービスの提供を行っており、中長期ビジョンである「2032年度3000店舗3兆円/買上客数2億人以上」の達成を企業活動の指針としている。

業務提携では、「魅力的な店舗開発に向けた協働」「商品の相互交流と商品ラインアップ拡充」「EC事業でのシナジー創出」「物流ネットワーク及び設置サービス」「アフターサービスネットワークの相互活用」「リフォーム事業、法人ビジネスにおけるシナジー創出」―などについて協議・検討を行っていく。

資本提携では、エディオンの株主であるLIXILより、市場外相対取引を通じて、エディオンの株式896万1000株を取得する。これは2021 年9月30日現在の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する所有割合の8.60%におよび、取得総額は102億6900万円。株式取得の実行日は5月13日を予定。

なお、今回の株式取得後、エディオンの普通株式146万3900株(2021 年9月 30 日現 在の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する所有割合 1.40%)を、市場外相対取引又は市場買付により追加取得する予定。

追加取得が完了した場合、当社はエディオンの主要株主となる予定。

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