ウェザーニュース 「防災気象サービス」を北海道・東北地方の被災地へ無償提供 物流企業も活用

ウェザーニューズ(草開千仁社長、千葉市美浜区)は8月22日、8月上旬から断続的に降る雨の影響で被害が広がる北海道と東北地方の企業や自治体向けに「防災気象サービス」を無償で提供すると発表した。

北海道や東北地方では8月上旬に発生した低気圧や前線に伴う雨の影響で、農地の損壊や橋の崩落、土砂崩れによる立ち往生などの被害が広がった。

今回の取り組みでは、被災地の復旧支援を目的に企業や自治体に対し、気象情報を一元的に管理できるウェブシステム「防災プラットフォーム」や、周辺の観測機で一定の雨量・水位を越える観測があった場合にメールで通知する「アラートサービス」を提供する。

その他、災害対応における情報連携の迅速化を実現する、専用の「LINEアカウント」を発行する。専用アカウントを追加登録すると、LINEのトーク画面から被害の状況を報告したり、集められた報告を地図上で一元的に管理したりできる。また、専用アカウントを登録した関係者に一斉にメッセージを配信することも可能となる。

すでに、約30の市町村や企業へ提供することが決まっており、物流関連の企業や農業協同組合などで活用される予定。
防災気象サービスの無償提供は、10月末ごろまで継続して行う予定。「被災地の企業や自治体など、復旧作業に尽力される皆さまの一助となれば幸い」としている。
申し込みは9月15日まで。

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