やさいバス、FDA、マックスバリュ東海、北海道コカなど 「空飛ぶフードプロジェクト」販売店舗拡大

やさいバス(加藤百合⼦社長、牧之原市)、フジドリームエアラインズ(FDA、楠瀬俊一社長、静岡市清水区)、マックスバリュ東海(作道政昭社長、浜松市東区)、北海道コカ・コーラボトリング(佐々木康行社長、札幌市清田区)は8月30日、北海道の食材をFDAの定期路線便にて「旅客の手荷物サービス」を活用することで静岡県に届ける共同事業を行うと発表した。
実施日は9月3日で、販売商品はとうもろこし「恵味ゴールド」。

実施は今年5月・7月に続く3回目で、昨年末に実施した水産物を対象とした実証実験を加えると4回目。これまで以上に販売店舗数を拡大する。販売店舗は、マックスバリュ静岡丸子店(静岡市駿河区)、静岡曲金店(同)、清水三保店(同清水区)、藤枝薮田店(藤枝市)、浜松和田店(浜松市東区)、浜松飯田店(同南区)、磐田西貝塚店(磐田市)、豊田店(同)。

やさいバスは2017年3月に創業した地域の生産者と購買者をつなぐ共同配送システム。地域の産地から消費地までを、最短でその日のうちに届ける仕組みを構築し、生産者と購買者双方にメリットのある流通システムを全国で展開している。やさいバスは今年5月に北海道での事業を開始、運営事業体として北海道コカ・コーラが参画し、「やさいバス北海道」を展開している。

今回のプロジェクトでは、北海道内の産地や空港までの物流をやさいバス北海道が担い、新千歳空港から静岡空港まではFDAの定期路線便にやさいバス社員が搭乗することで、手荷物として食材を運ぶ。
その後、静岡空港からは、やさいバス静岡が配送を担い、マックスバリュ東海の店舗に直接届ける。

今回の取り組みでは通常、店頭ま2〜4日程度かかる物流を、当日に店舗まで届けることが可能となる。産地と消費地双方の活性化につなげていく考え。

「今後、今回のプロジェクトの振り返りを行うことで、遠距離の食材流通に関する知見を高め、さらなる流通の効率化、産地の収益改善に努めていく」としている。

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