ツルハホールディングス(鶴羽順社長、札幌市東区)は1月31日、あらた(須崎裕明社長、東京都江東区)の協力のもと、2023年春に千葉県八千代市に「ツルハ関東物流センター」を新設・移転すると発表した。
あらたは同場所にて、2009年5⽉よりツルハホールディングス専⽤センターを運営しており、同敷地内に建設する⽇本GLP(帖佐義之社長、東京都中央区)のBTS(ビルド・トゥ・スーツ)型物流施設に移転し、事業を継続する。
新センターは延床面積約4万9000㎡。主にケース出荷能力の生産性を強化し、必要人員15%減で出荷能力を36%増強、生産性を1.6倍とする省力化センターを実現する計画。
AIを駆使した最新鋭機器を装備し、労働力不足に対応した省人化センター実現する。また、既存センター使用の物流機器、備品を最大限再利用するほか、日本GLPとの協働により、同センターの屋根全面に太陽光発電設備を導入、太陽光発電は館内消費とし、同センター使用電力の約15%を供給する。
同センターを建設する八千代市は下総台地の安定した地盤上に位置し、地震に対して地盤が強固であるとともに、ハザードマップにおいて液状化や浸水の想定外地域であり、防災面でも優れた物流適地。設備や体制の増強により災害時にも止まらない物流を実現する考え。在庫保有能⼒は従来と⽐へ25%増、BCP対策として、⾮常⽤発電設備、近隣の第2センターと相互補完体制、代替サーバーの⾃動切替えによる無停⽌システムなどを整備する。