ZMP 北海道ロジサービスに「CarriRo」導入

ZMP(谷口恒社長、東京都文京区)は8月31日、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」がコープさっぽろ(大見英明理事長、札幌市西区)の関連会社の北海道ロジサービス(江別市)の物流センター内において、省人化、作業者の運搬負担軽減を目指して導入されたと発表。
同社のウェブサイトにおいて事例を公開している。

同製品は、ジョイスティックによる操作ができるドライブモードおよびビーコン(発信機)を自動追従するカルガモモードを有した台車型物流支援ロボット。2016年8月より販売を開始しており、さらに今回、人の操縦なしに搭載したカメラでランドマークを認識し自動で走行する自律移動モードが追加された。
北海道ロジサービスの眞鍋智幸執行役員専務は「昨今の人材不足は、なによりも優先させなければいけない問題事項で、最先端技術を積極的に取り入れた労働環境の改善が急務。延床面積が約1万7000坪の物流センターで、商品1個からの移動も発生する業務の中、作業者の移動距離はとても長距離に及び、その分作業時間も長くなるため、『省人化』『労働環境改善』を求めてキャリロの導入を決めた」としている。
北海道ロジサービスでは、2018年6月にキャリロを2台導入し、商品搬送用カートの牽引において省人化、作業者の運搬負担軽減の目的で実験。導入後の検証により、カート連結に工夫を施すことで、1台のキ ャリロで牽引可能なカートを複数台にすることが可能と判断し、出荷能力、搬送時間、受入側の処理能力 向上をみすえて更に4台を追加導入、合計6台での運用を進めている。

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