札ト協(工藤修二会長、トッキュウ)は9月2日、アリオ札幌でトラックの日のイベントとして恒例の「チビッコあつまれ!読み聞かせ広場」を開催した。今年で16回目となり、札幌市教育委員会、札幌運輸支局、北ト協が後援した。
同ト協マスコットキャラクター・白熊のトラック運転手ランディーを主人公とするオリジナル絵本の読み聞かせを行ったほか、札幌市学校図書館地域開放協議会を通じて、学校開放図書館2校に対し、児童図書ライブラリ充実のため、それぞれ3万円の全国共通図書カードを寄贈した。
青年部会(吉谷隆昭部会長、丸吉運輸機工)、女性部会(埀石勝美部会長、丸豊陸運)、協会事務局らが運営を担当し、会場は多くの家族連れなどで大盛況となった。
トラックやドライバーの社会的重要性のアピールと業界のイメージアップを図るとともに、地域の子どもたちの情操教育を支援することを目的として、トラック運送をモチーフにした13作目となる新作絵本「ランディーとふしぎなきのみ」の読み聞かせなどを行い、来場した子どもたちに絵本をプレゼントした。
青年部会と女性部会のメンバーや絵本作者のそらさんらにより合計4ステージの読み聞かせを行ったほか、トラックぬり絵コンテストの応募作・入選作やトラックパネルを展示した。
屋外の特設会場では、トラック搭乗による死角体験のほか、子ども交通安全免許証のプレゼント、ランディーとの記念撮影会、お楽しみ抽選会などを行った。
同ト協の梶浦民夫総務委員長(三新輸送)は「トラックはランディーのように大きく優しい存在。今日は楽しんでいってください」と来場者に向けて挨拶を述べた。
札ト協が発行したオリジナル絵本「ランディーとふしぎなきのみ」。地元の人気絵本作家そらさんによる新作。
トラック運転手のランディーが浜辺に打ち上げられた「ふしぎなきのみ」を重機やトラックによって運び、処理をする中でその正体を突き止め、街のみんなを喜ばせるストーリー。
重要な役割を果たす決して欠かすことのできないもの。このことを広く一般市民の皆様にご理解いただきたく、私ども札幌地区ではトラック運送をモチーフにした絵本の作成を続けています。このたびの絵本では、トラックのほか、街中でよく見かける重機の力強い躍動を描き、この作品を見ていただいた方にただ怖いだけでの重機ではないことを知っていただける作品となっています。この作品が子どもたちの夢や希望を育む、ひとつのきっかけになれば幸いです」としている。
この絵本は3800冊制作し、イベントに来場した子どもたちのほかに、管内の幼稚園・保育所・小学校図書館・児童会館など教育施設に寄贈する.