SBSホールディングスは12月5日、国内最大のフードバンクであるセカンドハーベスト・ジャパン(東京都台東区、2HJ)に対し、北海道からの食品寄贈に係る輸送支援を11月22日に行ったと発表した。
同社は、事業を通じた社会貢献の一つとして2HJの物流支援を行っており、支援の内容は、輸送・保管に関する直接支援および助言・提言等。今年6月の協定締結以来、2HJからの要請に応じた様々な支援を行っている。
この度の支援は、寄贈食品(カップ麺780ケース、9360食分)を、北海道旭川市から埼玉県八潮市まで輸送するというもの。
同社グループの中核を担う総合物流企業・SBSロジコムが担当した。
約 1200 キロの長距離輸送に際し、北旭川から越谷までの区間で鉄道輸送を採用するモーダルシフトを行うことで、人にも環境にも優しい輸送支援を実現した。
2HJは現在、2020 年の1年間に東京都内で10万人、神奈川・埼玉で6万人に対し「生活を支える のに十分な食べ物」を渡すことができるフードセー フティネットの構築を目標とする「東京2020:10 万人プロジェクト」を推進中。
この目標の達成には寄贈食品の大幅増が不可欠であるとともに、寄贈元から支援先までの食品の輸送手段を十分確保できなければ、食品があってもそれを必要な人に届けることができない。同社グループでは、引き続き「東京2020:10万人プロジェクト」の推進および2HJが目指すフードセーフティネットのある社会づくりのために協力していくとしている。
2HJでは、「東京2020:10万人プロジェクト」の達成には寄贈食品の大幅増が不可欠であるとともに、寄贈元から支援先までの食品の輸送手段を十分確保できなければ、食品があってもそれを必要な方々に届けることができないとし、「今回の食品寄贈、およびSBSグループによる輸送支援は、まさにこの2つの課題を各分野のプロによる連携プレーで解決するもの。フードセーフティネットの構築という大きな目的に向けて、それぞれの得意分野を持ち寄りながらWin-Winの関係を構築できたことは、SDGsの17番目の目標『パートナーシップで目標を達成しよう』の取り組みを具現化した実績の一つとなった」としている。