アークスグループのラルズ（猫宮一久社長、札幌市中央区）は３月１日、サステ ナブルな社会の実現に向けて、「使用済コルク栓」を活用したリサイクルループの取り組みを開始すると発表した。
NPO 法人RE機構（清野眞里惠理事長、東京都墨田区）が「使用済コルク栓」をホテルやレストラン等から集め、障がい者の自立支援活動としてスマホスタンドやマウスパッド等に生まれ変わらせる活動を行っているが、回収量が非常に限定的という課題があったため、同機構とラルズ、コミュニケーションエンジニアーズ（田村弘恵社長、同渋谷区）の３者で連携し、北海道内のスー パーマーケットで初めて店頭に「使用済コルク栓」の回収 BOX を設置し、課題となっていた回収量増に資する活動に取り組む。
また、リサイクルされたコルク製品は、将来的に店頭又はアークスオンラインショップでの販売を行い、リサイクルループになるような活動を行っていく計画。
回収BOXの設置日は同日から。ビッグハウスエクストラ（札幌市豊平区）、スーパーアークス北 24 条店（同北区）、スーパーアークス菊水店（同白石区）の３店舗からスタートし、順次実施店舗を拡大していく予定。
店舗で回収したコルク栓は倉庫に保管し、RE機構がコーディネートした施設が選別・洗浄し、コルク工場にてリサイクルコルクに再生。これを原料として商品化し、ラルズ店舗などで販売する。リサイクルコルク製品の販売は、回収量に応じて 2023年度下期より回収実施店舗又はアークスオンラインショップにて販売する予定。
ラルズでは、「使用済コルク栓の回収を通じて、地域の皆様がお気軽に社会貢献活動に参加していただけるよう取り組んでいく」としている。
