生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長、札幌市西区)は6月23日、全道店舗と宅配システム「トドック」の全物流を支える北海道ロジサービス(岩藤正和社長、江別市)において、冷凍・冷蔵倉庫の冷却設備改修工事を2023年5月に完了したと発表。
2021年7月にスタートし、延べ1年11カ月に渡る工事を完了させた。「コープさっぽろの主力事業を支えるロジサービスの保冷物流インフラは、より安心・安全なものとなった」としている。
今回の設備改修では、主力冷却設備の全系統において、環境破壊リスクが大きく使用が懸念されている従来型の「フロンガス冷媒」では無く、環境にやさしい「自然冷媒(CO2冷媒、NH3冷媒)」により稼働するシステムを採用した。
このことにより、地球温暖化やオゾン層破壊といった未来に渡る環境ダメージリスクを限りなくゼロとし、最新のコンピュータ制御システムを導入することによる省電力も実現している。
「自社食品製造工場や自社冷凍・冷蔵倉庫の主要冷凍・冷蔵設備の導入時には、今後も環境に配慮した自然冷媒機器を採用する」としている。