ウェルカム道東道‼︎オールくしろ魅力発信協議会(事務局:北海道釧路総合振興局、官民42団体で構成)は9月28日、札幌駅前地下歩行空間(チ・カ・ホ)北1条イベントスペースで「道東自動車道本別〜釧路間全線開通キャンペーンinチカホ」を開催した。
道東自動車道「阿寒IC〜釧路西IC」が今年度中に開通するのに先駆けたPRイベントで、道東自動車道の開通情報や、釧路地域の観光情報の発信、特産品販売などが行われた。
「道東自動車道本別〜釧路(延長65・0㎞)」間は、釧路・根室圏と道央・十勝圏との連絡機能の強化を図り、地域間交流の活性化、物流効率化などの支援を目的とした事業であり、残る「阿寒IC〜釧路西IC(延長17・0㎞)」の工事が進められている。全線が開通することにより「札幌市〜釧路市」が高速道路で直結しアクセスが向上、所要時間が2時間20分あまり短縮する。
会場では「全国の漁獲量の約6割を占める釧路・根室地域の生さんまが400㎞以上離れた札幌・苫小牧港・小樽港を経由して道外に出荷されるが、トラック輸送が日帰りできるようになる」「北海道の酪農業に欠かせない飼料穀物の約5割が釧路港に輸入・移入されており、道路と港湾が連携することにより、産業競争力の強化や輸送能力の向上につながる」などと紹介した。