北海道開発局は2月12日、北海道胆振東部地震の復興支援の一環として、台湾の北海道アンテナショップで被災地である東胆振地域の農産品の試食・配布による、「食」と「観光」 のPR活動を行ったと発表。
この荷物は、北海道開発局で行っている実証実験として、昨年12月に苫小牧港から京浜港(横浜港)を経由して、台北港へ海上コンテナで運ばれたもの。
連携協力協定を締結した北海道国際流通機構の協力の下、被災地である東胆振地域の農産品を苫小牧港から台湾に輸出し、2月2〜4日にかけて、現地の北海道アンテナショップで農産品の試食・配布を行うとともに、被災3町の自治体観光パンフレットやポスターなどの展示・配布を行った。
アンテナショップには、3日間で平常時の約3倍となる2000人以上が来場し、被災地の農産品に対して高い評価をしたほか、地元バイヤーの今後の販売の検討につながる等の成果を得ることができたとしている。
同開発局では、「今後も農産品の輸出を通じた復興支援や地域経済の活性化を目指して、取り組みを進めていく」としている。