小樽港フェリー新潟航路 就航50周年

小樽市は5月17日、小樽港フェリー新潟航路が就航50周年を迎えたと発表した。
小樽港では、新日本海フェリーが運航する小樽と舞鶴、小樽と新潟を結ぶ長距離フェリーが就航しており、今年6月に小樽―新潟航路が就航50周年となる記念の年を迎える。

フェリー新潟航路は1974年6月8日に小樽―新潟―敦賀航路の第1船が就航し、その後、1977年には小樽―新潟直行便の運航が開始された。最初に新潟航路に就航したフェリー「あかしあ」は、当時北海道のフェリー航路では初めて1万トンを超えた大型フェリーで、観光交流や商取引の活発化、新規企業の進出を促進し、北海道の物流に大きな変化を与えるなど本市経済に多大な恩恵をもたらした。

小樽港におけるフェリーの取り扱い貨物量は、小樽港にフェリー航路が就航した1970年には約20万トンだったが、今では1100万トンを超えるほどとなっており、安定的に北海道内の新鮮な水産品や農産品などが本州に輸送され、本州からも多くの生活物資が運ばれている。

また、年間20万人を超える旅客が小樽と本州を行き来しており、フェリーは北海道と本州の日本海側を結ぶ大動脈として、小樽港のみならず北海道の経済を支えるまさに現代の「北前船」と言えるとしている。

小樽市と関係団体が一体となって小樽港の物流振興を推進する小樽港貿易振興協議会では、フェリー新潟航路就航50周年を記念して、フェリー事業者と連携し、「フェリー船内見学会」や「限定割引」など、小樽市民限定の特別企画を実施する。

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