ONODERA USER RUN 名寄市の運送会社が特定技能人財が就労

ONODERA USER RUN(OUR、加藤順社長、東京都千代田区)は8月8日、人手不足が深刻かつ慢性化している自動車整備分野に進出したと発表。五十嵐運輸(五十嵐千絵社長、名寄市)において、OUR海外教育拠点のフィリピンダバオセンターで無償教育を経て、「自動車整備分野」の特定技能資格試験に合格した2人が就労を開始した。

五十嵐運輸では、自動車整備分野の技術者の人材が、なかなか採用に至らない状況にあり、この度、ONODERA USER RUNの特定技能人財の採用に至った。採用された2人は7月に来日し、業務に取り組んでおり、「日本でも整備の仕事をしたいと自動車整備分野を選択した。機械や工具の名称を早く覚え、この仕事を頑張ってプロフェッショナルを目指し、長く日本に居たい」と語っている。

国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、五十嵐運輸が所在する名寄市では、2015年から2045年にかけ、2万9048人から37.9%減少し、1万8044人になると予想されている。道内における労働人材の確保は年々難しくなり、道内企業の人手不足がさらに深刻化していくと考えられている。

OURは、現在、アジア7か国(ミャンマー、カンボジア、フィリピン、ベトナム、インドネシア、ラオス、インド)に日本語及び特定技能に係る独自の無償教育拠点(OURアカデミー)を有し、各分野の専門教育を無償で行っており、特定技能に特化した日本国内への人財紹介事業を展開している。
6月現在で学生数は3578人を数え、これまで特定技能の合格者を2695人輩出し、2397人が内定、1420人が紹介先での就業を順次開始している。日本語・特定技能教育から人材紹介、就業後の生活や資格取得の支援までをワンストップで行うことにより、安定して長く働ける人財を紹介している。

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