井本商運 内航コンテナ専用船「なとり」 京浜〜北海道航路にへ投入

井本商運(井本隆之社長、神戸市中央区)は8月13日、国内最大の内航コンテナ専用船「なとり」(670TEU積み:7,390G/T)を「京浜〜北海道」航路へ新規投入し、同12日に苫小牧港に初入港したと発表。定期スケジュールは、京浜(火-水)~苫小牧(金)。
 
「なとり」は2015 年12月の竣工以来、同社のフラッグシップとして、「京浜〜阪神〜北部九州」航路に就航してたが、今年 7 月の2 番船「ながら」の竣工、同航路への投入を受け、懸案となっ ていた「京浜〜北海道(苫小牧)」航路のスペース不足に対処する為、新規投入した。
「なとり」は従来投入されていた400TEU型船「さくら」約 2 隻分の載貨重量と、多くのリーファーコンテナが積載可能であるなど、「重量貨物やリーファー貨物が多い北日本サービスをカバーするのに、最適の船型となっている。
同社では、「省エネ船型や大型化による競争力強化と小型船によるキメ細かいサービス網を維持しながら、 地方港から国際コンテナ戦略港湾への集荷に貢献し、国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる環境問題に貢献することを目指す。海上コンテナ輸送の拡大により、我が国物流のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していくとしている。

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