ゼロスペック 札幌で灯油配送最適化に向けた実証実験を実施

札幌市(秋元克広市長)、ミナミ石油(大塚和男社長、札幌市東区)、ゼロスペック(多田満朗社長、同中央区)は2月19日、三者共同で灯油配送最適化に向けた実証実験を開始すると発表した。さっぽろ連携中枢都市圏内12市町村とスタートアップとの協働により、地域・行政課題の解決を目指すオープンイノベーションプロジェクトであるスタートアップ創出支援事業「Local Innovation Challenge Hokkaido」による実証実験の一つとして行われるもの。

2月より自動発注 配送管理システム「GoNOW」を活用した灯油の供給におけるデータ収集と、配送最適化に向けた実証実 験を札幌市内で行う。「GoNOW」は、スマートオイルセンサー(SOS)を灯油タンクに取り付け、タンク内を遠隔でモニタリングし、灯油残量から自動で配送計画を作成・指示するシステム。
同市内の公共施設30カ所程度の灯油タンクにスマートオイルセンサーを設置、ミナミ石油にて「GoNOW」を使用した灯油配送を実施する。実施期間は2月~3月を予定。

従来、灯油タンクの残量を確認するためには、設置先に出向く必要があり、適切な配送頻度やルートを定められず、効率的な配送計画を策定するのが難しいという課題があった。今回の実証実験では、スマートオイルセンサーが提供するデータを活用し、遠隔監視を可能にすることで、灯油供給のスケジュールを最適化するとともに、配送時のCO2 排出量削減及び発注業務の最適化につながるデータを取得する。

札幌市、ミナミ石油、ゼロスペックは、同実証実験を通じて持続可能なエネルギー供給に向けた取り組みを進めていくとしている。

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