生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長、札幌市西区)は7月5日、宅配トドックの資源回収便で新たに「食器類・調理器具類の回収」開始したと発表。
宅配トドックで届ける際に食品トレーや段ボールなどの資源回収をこれまで行っていたが、6月4日から、食器・調理器具の回収を始めた。 食器・調理器具をリユースすることで、持続可能な社会の実現に寄与する。
回収は、資源回収便が運行する地域に限られ、資源回収専用便への登録が必要となる。
回収品は、食器全般(茶椀・皿・箸・スプーン・フォーク・ナイフ・カップ・コップ・花瓶など)、調理器具(土鍋・フライパン・なべ・鍋蓋・フライパン用取っ手・お玉・フライ返し・包丁・調理用ハサミ・やかん・水筒・魔法瓶・ケトル・ボウル・ザル・計量スプーン・計量カップ・お菓子・パンなどの調理道具一式・ぶんぶんチョッパー・皮むき器・おろし器など)。電化製品、プラスティック製のもの、汚れ・焦げつき・破損などがあり使用が難しいものなどは回収できない。
集められた食器や調理器具はエコセンターを経由してカンボジアへ送り、リユースショップに並ぶ。エコセンターでは2023年度3万4942㌧の資源物を回収し、約5・3億円の売上をあげた。その利益はファーストチャイルドボックスやえほんがトドックなど「コープさっぽろの子育て支援」に使用した。