運送業向け業務管理システム「ComTruckSystem(コムトラックシステム)」を展開するイクソル(谷川佳士郎社長、札幌市中央区)は6月1日より、スイスワイン専門のECショップ「pont du vin(ポン・デュ・ヴィン)」をスタートさせた。注文があった際は、提携している運送会社が1本1本ピッキングし、東京都の倉庫から全国に発送する。
同社は2020年度から、スイスワイン輸入販売事業を始め、主に道内や東京都内のスイス料理店・ワインバー・フレンチレストラン・寿司屋などに卸してきた。
谷川社長自らがスイスのヴォー州を訪問し、仕入れ先のワイナリーを開拓。現在9つのワイナリーから日本で輸入実績がほとんどなかった30種類近いワインを仕入れ、東京都の専用の倉庫に在庫している。酒類販売業の免許を取得し、酒類販売管理者の研修も受講した。
スイスはワイン畑として唯一の世界遺産として認められており、スイスワインは、ほとんどが国内消費向けに生産され、輸出はわずか生産量の1%。この希少性の高いワインを「現地で直接交渉の上、直輸入できているのが最大の強み」(谷川社長)だという。
「スイスのヴォー州の世界遺産のエリアで生産されたシャスラワインをより多く仕入れており、日本ではここでしか購入できない希少なワインを揃えている。これだけの種類のスイスワインを扱っているのも国内では他にほとんどない」と同社長。
「スイスのレマン湖北部にある狭いエリアで、しかも11世紀から生産され、ワイン畑として唯一の世界遺産でもあるシャスラワインを日本の消費者により多くの銘柄を届け、知って頂きたい。事業というよりも、この想いが強い。これからもスイスに赴き取引して頂けるワイナリーを増やしていきたい」としている。