北海道運輸局は1月17日、「数字で見る北海道の運輸」の令和6年版を公開した。同資料は同3年版をもって「冊子」での発行をやめ、同運輸局のHPで公表している。
道内の貨物用自動車(普通車・小型車・被けん引車)の数は同5年度末時点で41万5173台となり、5年前(同元年度)と比べて3・5%の増加。貨物用の軽自動車は26万3335台で同じく5年前より2・9%の増加。
道内の同5年度の一般貨物の事業者数は3485社、5年前(平成30年度)と比べ0・3%の微減。車両数は9万1612台で同じく0・7%の減少。特積トラックは22社で5年前と変わらず、車両数は291台で5年前より3・6%の減少。
令和4年度の営業用自動車の「北海道内(相互間)の貨物輸送量」は2億284万㌧で、5年前(平成29年度)より2%の減少。輸送機関別のシェアは84・1%。
「道内〜道外間の貨物輸送量」では、トラックが主に活用するフェリーで令和4年度は243万8000㌧となり、5年前より55%の大幅な減少となった。輸送機関別のシェアは5・1%。
品目別に同年度の輸送量を見ると、5年間で貨物自動車による輸送量増加が目立ったのは、「金属鉱」が3・8倍以上と大幅に伸びたほか、「工業用非金属鉱物」が2・1倍、「窯業品」が1・8倍、「輸送用容器」が1・5倍となった。一方で、「食料工業品」「染料・塗料・その他の化学工業品」の輸送量は5年前を比べ8割以上減少。「石炭」「水産品」も7割近く減少した。