DHL 北海道からヒグマ4頭を英国に輸送

DHLは8月6日、北海道に生息する絶滅危惧種のエゾヒグマ4頭(リク、カイ、ハナコ、アム)が英国ヨークシャー野生動物公園までの9000㎞を、DHLグローバルフォワーディングによって無事に移送したと発表。
エゾヒグマは日本に1万頭生息していると報告され、1頭あたりの体重が最大で550㎏にもなる。

生息地の気候に可能な限り近い温度を保つことが要求されるため、10℃に冷やされたトラックで新千歳空港まで移動し、新千歳空港から羽田空港へ、羽田空港からロンドンのヒースロー空港へと空輸。獣医師1人と動物ハンドラー1人が同行した。また、ロンドンに到着したエゾヒグマの通関手続きを迅速に進めた。
DHLグローバルフォワーディングジャパンの社長で、北アジア地区CEOを兼任するチャールスカウフマンは「生きた動物の輸送には広範な計画とさまざまな関係者間の協力が欠かせない。迅速なマルチ・モーダル輸送から、取り扱いに注意を要する貨物の通関手続きに至るまで、当社の機能をフルに駆使し、重要な役割を果たせたことを誇りに思う。当社は、新千歳と羽田の両空港にオフィスを構え、本プロジェクトに必要であった10トンの専用の温度制御トラックを所有するため、この煩雑な業務に最適なソリューションを提供することができた」としている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする