CBcloud動態管理サービス無料提供 ロジネットジャパンが870台へ導入

CBcloud(松本隆一社長、東京都千代田区)は8月9日より、動態管理サービス「イチマナ~AI動態管理~」を全ての企業に無料で提供開始すると発表した。同サービスは、動態管理の領域に初めてブロックチェーン技術や人工知能(AI)を活用し、これまでにない効率化とセキュリティ強化を実現したもので、開発段階から実証実験を共にしていたロジネットジャパン(木村輝美、札幌市中央区)が、グループの一般貨物車両870台へ9月より順次導入していく。

ロジネットジャパンでは、物流業界の効率化、現場の負担軽減への課題感に共感し、いち早くグループ傘下の小泉運送(原田正雄社長、東京都大田区)所属の車両にて、大規模な実証実験に協力した。

同サービスは、物流業界に根付く「アナログ管理」をデジタル化することで、ドライバーと管理者双方の負担を減らし、物流現場の業務を円滑に進めることを目的に開発。ドライバーにとって働きやすい環境を構築することで、業界の大きな課題である人手不足の解消への貢献を目指している。
物流業界では、下請け企業の利用を前提とした多重構造が常態化した結果、業務における連絡網が複雑になった一方、業界の90%以上を支える中小企業には負担を軽減し得るシステム投資の技術や余力がないため、そのような企業が手軽に導入し、業務効率化が実現できるよう、無料での配布を決定。

同サービスの大きな特徴は、以下の4点。
①「無料かつスマホとPCのみの使用で容易な導入」=サービス利用料無料、また専用機器や初期費用も不要なので、手軽に導入できる。無料の動態管理サービスは「イチマナ~AI動態管理~」が業界初。
②「人工知能(AI)活用による操作負担の軽減」=必要なステータスを自動判定し、ドライバーの操作を極限まで抑える。
③「ブロックチェーン技術活用によるセキュリティ強化」=改ざん不能のセキュアな情報管理を実現。
④「複数企業間での情報共有」=全ての関係者にリアルタイムで同一の情報が伝わり、伝達コストの大幅な削減を実現すると同時に、複数企業に所属するドライバーの学習工数や、重複報告の負担を大きく軽減することができる。

また、ドライバーと管理者・荷受人とのコミュニケーションコスト削減を目指し、ボイスチャット機能の実装を予定している。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする