DGF・NCA 北海道への半導体製造装置の航空輸送を完遂

DHLグローバルフォワーディングジャパン(DGF)と日本貨物航空(NCA)は1月28日、新千歳空港へ初の半導体露光装置のチャーター輸送に成功したと発表。

オランダのアムステルダム・スキポール空港から新千歳空港まで4回のチャーター便を手配、半導体輸送を支えるために、DGF半導体スペシャリストチームとNCAは連携して準備を進めた。冬季の厳しい天候を考慮し温度変化を最小限に抑えるため、グランドハンドリング会社との連携を強化、航空機からトラックへの積み込み時間を短縮できるよう対策を講じた。

DGF社長のカールステン・ミカエリス氏は「日本での半導体製造装置販売台数が伸びを示しており、高度な製造業と技術革新を反映している。半導体産業を支える効率的で信頼性の高い輸送ソリューションの重要性も浮き彫りになり、NCAとの連携は日本がこの分野でリードし続けるための重要な一歩」とコメント。

NCA執行役員の渡邊均氏は「今回のチャーター便は千歳の厳冬期で、さまざまなハンドリング上の制約があり、非常に難易度が高いオペレーション。一連のチャーター便の成功はDGFとのハンドリング協力なしには成し遂げる事は出来ず、両社で築き上げたパートナーシップを誇りに思っている。国家プロジェクトともいわれる輸送の一端を担うことができ、大変光栄」とコメントした。

両社は「半導体輸送ニーズに対応したシームレスで安全な航空貨物輸送を構築している。 今後も北海道における半導体輸送を通じて、北海道の更なる発展と、日本のものづくり産業の発展をサポートする」としている。

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