北海道エアポート(蒲生猛社長、千歳市)は4月2日、国際航空運送協会(IATA)が策定した生鮮品貨物輸送における国際品質認証「IATA CEIV Fresh」を空港運営会社として世界で初めて取得したと発表。「IATA CEIV Fresh」は、国際航空貨物輸送で生鮮品貨物輸送・貨物ハンドリングの業界品質向上を目的として策定された認証プログラム。

管理・運営する国際貨物ターミナル(SIACT)において、生鮮品貨物ハンドリングに係る規制やルールに対応した品質の実現と、リスク評価に基づいた品質管理体制を構築。「HACCPに基づいた教育訓練の受講と波及教育の実施」「保冷庫モニタリングシステム導入による厳格な温度管理」「品質管理システムの策定・生鮮貨物に特化した作業手順書の一本化」「生鮮品貨物の特性や北海道の気象条件などを考慮した保冷施設運用の更なる強化」などを行ない、3月6日に認証を取得した。
4月2日に認証取得発表会が行われ、蒲生社長とIATA日本事務所の藤原勇二代表が参加。蒲生社長は「今回の認証取得により、北海道の主力産品である生鮮品輸送において、高い品質を提供することが可能となった。今後は、生鮮品だけでなく半導体なども含めた多様化する顧客のニーズに応え、北海道の経済発展に貢献していく」とコメントした。