⽣活協同組合コープさっぽろ(大⾒英明理事長、札幌市西区)は5月26日、宅配システム「トドック」にライナフ(滝沢潔社長、東京都文京区)が提供する「スマート置き配」を6月1日から導入すると発表した。
同サービスは、オートロック付きマンションの共⽤エントランスの鍵をデジタル化することで、認証された配達員がオートロックを解錠できるようになり、受取側があらかじめ指定した場所に配達員が荷物を届けるサービス。これにより、配達員がオートロックを安全に解錠し、⽞関前まで荷物を届けられ、受取人の利便性向上が期待できる。

コープさっぽろの雁来センターの配達エリア(札幌市中央区、東区)でサービスの提供を開始し、 2026年度中に札幌市を中⼼に対象エリアを順次拡⼤していく予定。
コープさっぽろでは、現在約48万世帯の組合員がトドックのサービスを利用しており、以前から置き配を実施していたが、オートロック付きマンションでは、組合員が不在の場合、荷物を届けられず、配送ルートの再編や再配達によるコスト増加が課題となっていた。スマート置き配の導⼊によって配達業務の効率化を図る。