佐川急便は12月3日、天塩ハイヤー(天塩郡)と宅配事業の効率化、地域の交通インフラ活性化を目的に、貨客混載事業を展開することに合意し、同1日から乗用タクシーを活用した宅配事業を開始したと発表。
天塩ハイヤーの乗用タクシーの荷室に佐川急便の宅配荷物を積み込み、旅客事業を行う以外の時間帯に荷物の配達を行うもの。
今回計画しているエリアは天塩郡幌延町で、乗客利用の比較的少ない日中の時間帯を活用して乗用タクシーの運転手が個別配達する。配達業務を終えた後は、佐川急便稚内営業所の担当ドライバーが不在などの未配達の荷物を回収し業務終了となる。
同社は道内で11月21日から、HEYタクシー(川上郡)の乗用タクシーを活用して荷物を配達する貨客混載事業を北海道の宅配便事業者として初めて行っており、これに続く取り組み。