「釧路港ポートセミナー」釧路港のポテンシャルをPR

釧路市は11月28日、札幌エルプラザで「釧路港ポートセミナー」を開催し、釧路港の活用方法や有意性について情報提供を行なった。釧路商工会議所、釧路港湾振興会、釧路港湾協会、釧路食料基地構想協議会との共催で、札幌商工会議所、北ト協、札ト協が協力した。

北ト協の木野博之常務が「トラック業界の課題と北海道における釧路港の役割」と題して講演し、時間外労働の上限規制によってトラックでの輸送が限定される環境のなか、「モノを確実に届けるため、陸送主体からモーダルミックスへの転換が必要となり、釧路港はその重要拠点となる。安全で定時制のあるトラック輸送を維持するには、釧路港を起点とした根室までの道東道延伸と、北見・網走圏への縦貫道の整備が急務だ」と主張した。

加えて、「道央や道南圏から、道東・道北圏への陸送は今後さらに困難となることが予想され、釧路港を荷物の発地とするための各種倉庫やストックポイントの整備が必須となる。2030年問題を見据えて、準備を進めなければ間に合わなくなる」と訴えた。

釧路公立大学の元学長で北海道文教大学の小磯修二地域創造研究センター長は、「釧路港は北米航路や北極海航路の入り口となり、北方圏での展開に強みがある。北海道の長期的な発展に向けて、現在の中心的な港湾である苫小牧港だけではなく、釧路港のさらなる活用による2極構造が必要となってくる」と持論を語った。

また、釧路港の概況について、釧路市水産港湾空港部の中村昌克次長が説明し、「年間約1400万㌧の貨物を取り扱い、昨年度には道東自動車道の阿寒IC~釧路空港IC~釧路西ICが開通するなど、『ひがし北海道』の新鮮な牛乳や農産物などの食料供給基地として、また背後圏にエネルギーや生活物資を供給する基地として重要な役割を担っている。背後圏は、ひがし北海道全域に渡り、これは全国の面積の約1割に当たる」と述べた。

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