札ト協会長を務める山登運輸(札幌市東区)の松橋謙一社長は10月13日、活躍する「札幌人」を招いて放送されるインタビュー対番組「札幌人図鑑」に出演し、「引越し難民、分散引越し」の問題などについて説明した。
引越しは繁忙期に仕事が偏り、労働力・ドライバー不足が起きている実態を説明、集中すると希望の日程で引越しができない人が出ることを「引越し難民」と呼んでいるとし、「3月の繁忙期を少しずらしてほしい。そうすれば、安く、ちゃんとした引っ越しができる。今年はコロナがあったため、企業も公務員も引越しをやめたところ、ずらしたところもある」と述べた。
また、引越安心マークについても説明。一般消費者がインターネットにより業者を選ぶことが多いが、「ここに頼むといい引っ越しができるといことで、業界で制度をつくった。引越しは、家の仲間で入る。素人がやるとトラブルが起きやすい」と述べた。
このほか、ドライバー不足が続く状況について説明したほか、「物流の9割はトラック輸送であり、ほとんどトラックで荷物をはこんでいる。物流を止めたら、生活が成り立たない状態になる」と強調した。