やさいバス「空飛ぶフードプロジェクト」北海道の食材を静岡まで空輸

やさいバス(加藤百合⼦社長、牧之原市)、フジドリームエアラインズ(FDA、楠瀬俊一社長、静岡市清水区)、マックスバリュ東海(神尾啓治社長、浜松市東区)、幸楽輸送(不動直樹社長、札幌市清田区)は12月27日、4社共同で北海道の魅力ある食材をFDAの路線を活用し、新鮮なまま静岡県へ届ける「空飛ぶフードプロジェクト」の実証実験を開始すると発表した。
 
やさいバスは、地域の生産者と購買者をつなぐ共同配送システムで、地域の産地から消費地までを最短でその日のうちに届ける仕組みを構築し、生産者と購買者双方にメリットのある新しい流通システムを全国に展開している。

やさいバスは、総合物流企業の鈴与(鈴木健一郎社長、静岡市清水区)と農業関連事業を手がけるエムスクエア・ラボ(加藤百合子社長、牧之原市)等が共同で創業、この度、鈴与のグループ会社であるFDAの参画により、同実証実験を実施することとなった。

同実証実験では、北海道内の産地から空港までの物流を幸楽輸送が担い、新千歳空港より静岡空港までをFDA便の預け荷物として空輸する。その後、静岡空港からは、やさいバスが配送を担い、マックスバリュ東海の店舗に届ける。この実証実験により、各地域の購買者のニーズや遠距離の食材流通に関する知見を高め、さらなる流通の効率化などを検討して行くとしている。

FDAの運航日は、12月29日、FDA164便「札幌(新千歳)13:55発〜静岡16:00着」。

マックスバリュ東海での店舗販売日時は、同30日午前9時を予定。取り扱い店舗は、マックスバリュグランリバー大井川店(焼津市)、マックスバリュ富士宮宮原店(富士宮市)、マックスバリュ富士宮万野原店(同)、マックスバリュ富士宮朝日町店(同)の4店。販売商品は、北海道余市漁港及び小樽漁港で水揚げされた生鮮魚、およびカニ類など。

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