外国人労働者を受け入れる「特定技能制度」説明会 北ト協初開催

北ト協は9月12日、北海道トラック総合研修センターで「外国人労働者を受け入れる『特定技能制度』説明会」を初めて開催した。
国交省物流・自動車局貨物流通事業課の鈴木美佳氏が特定技能・自動車運送事業分野に関する制度やトラック運転手として乗務開始するまでのプロセスを説明したほか、PERSOL Global Workforceの谷中洋治副社長が外国人材採用・受け入れに関する具体的な準備や流れについて解説した。

鈴木氏は「早ければ来年春頃に第一号の特定技能制度における外国人トラックドライバーが誕生する。受け入れた外国人ドライバーは基本的に日本人ドライバーと同等の作業を行うことは認められるため、倉庫作業なども過度な範囲でなければ行うことができる。しかし、ドライバーとして雇うという趣旨に反しないようにしてほしい」と注意を促した。

谷中氏は「既存の従業員の理解・協力も必要となる」とし、受け入れる人材の国の文化を理解してもらうための準備も進めることが重要と説明。また、受け入れた後も「従業員として定着させるには、相手を知る・尊重する」ことが大切。コミュニケーションを取りながら、外国人従業員の今後のキャリア形成や将来について一緒に考えてもらいたい」と伝えた。

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