北海道エアポート シンガポールで道産食品テスト販売 新千歳空港における物流モデルケース構築へ

北海道エアポート(蒲生猛社長、千歳市)は6月9日、新千歳空港を活用した道産食品の海外輸出・販路開拓を促進するべく、シンガポールの小売店「Eccellente byHAO mart」のMarina Square店とWestgate店において、道産食品のテスト販売を開始したと発表。

この取り組みは、新千歳空港における物流(輸出)モデルケースの構築を目的に、小ロット品目の効率的な集荷方法や、同空港の更なる航空貨物の利用促進に係る検証も兼ねて実施するもの。

全道各地の食品関連企業9社22品目を輸出、このうち、海外初輸出は4社8品目。輸出量は約625㎏。シンガポール航空のLLCであるスクートのTR893便を活用し、3月28日に輸出した。

Marina Square店では5月25日から6月25日まで、Westgate店では6月9日から7月9日までのそれぞれ1カ月間に渡ってテスト販売を実施。「物流のモデルケース構築」に向けた実証に加え、「道産食品に対するシンガポールのニーズ把握」や「道産食品の販路開拓に向けた支援」も目的としている。

今後も、国際線旅客便を活用した道産銘品の輸出・販路開拓支援を通じた海外PRを行うことにより、航空貨物の増大をはじめ、北海道への旅行意欲向上や北海道経済への貢献に繋げていくとしている。

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