「北海道物流WEEK」 6つの主要イベント決定

北海道開発局・北海道運輸局・北海道経済産業局の道内3機関が連携し、2月第4週を「北海道物流WEEK」と呼称している。この期間、「2024年問題」を乗り越えようと、物流に関連するイベント・取り組みが立て続けに開催される。日本物流学会、北海道商工会議所連合会、北海道通運業連合会、北ト協、JR貨物北海道支社、北海道労働局、北海道物流研究会が協力する。

2月13日までに、1週間で行われる主要な6つのイベントが決まった。行政機関と関連の団体・企業が一致団結して、物流に関する取り組みをこれほど集中的に行うのは、北海道では初めて。全国的にも珍しい。

第一便は「北海道の物流と地域の将来を考える2日間」として、同19日に北海道運輸局と北海道開発局が「共同輸送・中継輸送を考えるシンポジウム」、同20日に北海道経済産業局が「北海道地域フィジカルインターネット懇談会」を開催する。

第二便は同21〜22日にかけて、JR貨物北海道支社と北海道通運業連合会が「北海道の物流を地域の将来を考える実証実験 モーダルコンビネーション推進に向けた新たなチャレンジの2days」を行う。初日に「道内下り貨物におけるコンテナ利用実証実験」、2日目に「災害時輸送システムに係る実証実験」を行う。

第三便は同21日に北海道運輸局と北海道開発局が「トラック運送業者 連携・共創の集いin十勝」を開催する。中継輸送拠点のあり方、共同輸送や帰り荷の確保など事業者間の新たな連携や共創を目指し、意見交換ができる場を設ける。

第四便は同21日に北海道運輸局、北海道労働局、北ト協が「北海道トラック輸送における取引環境・労働時間改善地方協議会」を開催する。

第五便は同22日にイオン北海道、西友、トライアルホールディングス、北雄ラッキーなど道内で展開する大手小売が主導して設立した「北海道物流研究会」の会合が開かれる。

第六便は同22日に札幌商工会議所運輸・自動車部会と北海道物流人倶楽部が「スワップボディコンテナ車両展示会」を開く。国内初の冷凍・冷蔵用スワップボディコンテナ車が展示される。

「北海道物流WEEK」は、イベント初日となる同19日の午前8時が、2024年度がスタートする4月1日0時まで「1000時間」となることから、大々的に展開する。北海道開発局のHPなどでは、2024年4月1日0時までをカウントするデジタル時計が掲載されている。

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