グリービズ「ecotas」公開 紋別市・流氷の森プロジェクトと提携

グリービズ(中野大河社長、東京都杉並区)は6月8日、一般生活者に向けたサービス「ecotas(エコタス)」を公開すると発表した。これは、オンラインショッピングの配送で排出される温室効果ガスをポイント化し、環境保全プロジェクトへの寄付を通じてオフセットできる「CO2のポイントサイト」。

日本政府は2030年までに温室効果ガスの排出量を46%削減(2013年度比)、2050年までにネットゼロ(温室効果ガスの排出と除去のバランスが取れた状態)の目標を掲げているが、国内におけるECサイトの利用増加により、2021年度の宅配便取扱個数は49億5323万個と過去最高を更新し、配達時に排出される温室効果ガスによる地球環境への負担が大きく増えている。

同社では、これらの状況を受け、一般生活者がいつも通りオンラインショッピングするだけで、配送時に発生するCO2を費用負担なしでオフセットするサービスを開始する。

利用者は最初に同社のウェブサイトにアクセスし、その後はいつも利用しているECサイトでいつも通り買い物を完結する。その後、配送で排出されるCO2がポイントとして「ecotas」のアカウントに付与され、利用者はポイントを自身が応援したい環境保全団体に寄付することで、排出したCO2を相殺することができる。

また、「ecotas」は環境保全プロジェクトの第一弾として、北海道紋別市・流氷の森プロジェクトと提携した。同プロジェクトは、紋別市が所有する200haの市有林において、間伐を実施し整備することによって、健全な森林育成とCO2の吸収を図る目的で設立されたもの。「ecotas」利用者はサービス開始と同時に、同プロジェクトへのポイント寄付が可能になる。

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