北海道運輸局とJR貨物は11月28日、「北海道地区(室蘭線)における鉄道物流の災害による輸送障害に対するBCP策定に向けた官民一体の検討会」での検討結果の概要を公表した。
両者を共同事務局とした同検討会は、鉄道事業者、利用運送事業者、関係自治体、国の機関などで構成し、札幌市内で8月と9月に2回開催。鉄道輸送の障害発生時のトラック・内航海運での代行輸送のあり方や、関係者の連携促進のための課題などについて議論を行った。

トラックの代行輸送のため、札幌貨物ターミナル駅と函館貨物駅周辺にトラック駐車スペースとなる公共用地が必要としたほか、特殊車両通行許可手続きの迅速化、国道沿いの一部駐車場やチェーン着脱場を代行トラック中継地点の候補地とすることなどを確認した。
また、函館港・室蘭港・苫小牧港の港湾荷役作業が確保される場合は、岸壁と臨港道路の使用許可申請を港湾管理者へ速やかに提出し、迅速な対応に協力していくことも確認した。
今回は、2000年の有珠山噴火による輸送障害を踏まえて代行体制を検討したが、被災範囲や時期、貨物の発着地や品目・ロットにより対応は異なるため、今後も関係者と連携し、地域ごとの検討を通じてBCP策定と輸送障害対策の強化を進めていくことにした。
北海道運輸局では「今回要望・確認された事項の実現に向け、今後も関係者と連携しながら、取り組んでいく」としている。





