DPL札幌東雁来「冬期施設見学会・物流セミナー」

大和ハウス工業北海道支社は2月6日、マルチテナント型物流施設「DPL札幌東雁来」で「冬期施設見学会・物流セミナー」を開催、物流事業者や荷主企業などが参加した。

同施設は2018年1月末に竣工、敷地面積6万1600㎡、延床面積6万5700㎡、鉄骨造2階建の大型物流センター。
札樽自動車道「雁来IC」まで約2・5km、道央自動車道「札幌IC」まで約4・1kmの立地。8区画のうち5区画が既に契約されており、参加者は未契約の区画と共用部分などを見学した。
同社では「IC至近で北海道全域を視野に入れた物流の利便性が高く、また、それだけではなく、札幌市内への集配にも適している」と紹介した。

物流セミナーでは、Hacobu(東京都港区)の取締役COOの坂田優氏が「物流センターにおける待機時間削減に向けた取り組みと、物流のデジタル化について」と題して講演。
物流業界では未だに紙・電話・FAXなどアナログな情報伝達が多く行われ、デジタル化が進んでいない現状を指摘し、同社が展開する物流情報プラットフォーム「MOVO」を紹介。トラックの回転率・積載率の向上、物流拠点での手待ち時間削減に寄与するとした。

大和ハウス工業とHacobuは2017年9月、物流施設のさらなる高機能化・高効率化を目指し、資本業務提携を締結。運送現場の働き方改革をより積極的に推進するため、大和ハウス工業が開発した「DPL流山Ⅰ」を皮切りに、同社が開発した全ての物流施設において、トラックの入場予約システム・オンラインチェックインシステムを順次導入することとしている。

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