商船三井は2月6日、北海道電力向け石炭専用船「ぽろぬぷり丸」の命名竣工式をサノヤス造船水島製造所で行ったと発表した。
北海道電力・苫東厚真発電所向け石炭輸送に従事した「樽前山丸」の後継船として、引き続き同発電所向け石炭輸送の中軸を担っていく。
同船型は、サノヤス造船と共同開発した幅広浅喫水船で、汎用性並びに環境性能が高く評価され、2014年IBJ Awardにおいて”Bulk Ship of the Year”を受賞。「ぽろぬぷり丸」はその船型に揚地・苫小牧港の特性等を考慮し、各種安全仕様を追加した最新鋭船となっている。
船名は、「アイヌ語」を用いて命名、「大きな山」を意味し、北海道の雄大な自然のイメージを同船に重ね、地域の更なる発展に貢献していきたいと願う思いが込められている。
今後、苫小牧港を母港とし、主にオーストラリア、インドネシアなどから苫東厚真発電所向けの石炭を輸送していく。