運送事業経営塾(工藤英人塾生代表、工藤商事)のメンバーは8月27日、北広島市立西部小学校で1年生約40人を対象とした物流教室「はたらくくるまといっしょにあそぼう」を開催した。今年度3校目。
トラックや重機によるデモンストレーションや交通安全教室を行ったほか、試乗・触れ合ってもらう体験を提供し、社会的な役割や格好よさを伝えた。
8社から30人が参加。丸吉ロジ(北広島市)がトラクタヘッド、エフ・シー・ティー(同)がタイヤショベル、ジャスト・カーゴ(石狩市)がユニック車、大勝(千歳市)が大型ウイング車を会場に持ち込んだほか、工藤商事(夕張郡)、アイ・リンク(札幌市白石区)、アペックス(同豊平区)、萠運輸(苫小牧市)がスタッフとして参加、サッポログループ物流(東京都渋谷区)が初めて見学に訪れた。
各車両が実際に動く姿を見てもらい、普段どのような仕事をしているかを説明。実際に運転席や荷台に乗ってもらったほか、ユニック車のブームやショベルのバケットを操作するなど、働く車を体験してもらった。ウイング車では児童が荷台に乗った後に締め切り、お化け屋敷のような体験を提供し、人気を博した。
終了に際し、大勝の生川勝則社長が「はたらくくるまを体験し、将来、トラックに乗ってみたいと思った人」と質問すると、半数以上の児童が手を上げた。また、「みなさんが免許を取るまであと十数年ありますが、それまで私たちも頑張りますので、免許を取ったら両親に相談の上、是非、私たちの会社に来てください」と呼びかけた。