山本忠信商店(山本英明社長、河東郡)、JALUX(篠原昌司社長、東京都港区)は2月1日、十勝の食糧・食品産業の振興に寄与することを目的として、戦略的ビジネス提携に関する合意書を同8日に締結すると発表した。
JALUXは、フードバレーとかち推進協議会、日本航空との3者間で北海道「十勝」のさらなる地域産業発展を目指し、2021年10月に包括連携協定を締結。
今般、その具現化に向けて、地域に根差したサプライヤーである山本忠信商店とJALグループの商社機能を担ってきたJALUXがパートナーシップを結び、よりスピード感をもって「十勝」のさらなる地域産業発展を推進していく。
山本忠信商店は1953年の創業以来、十勝名産の豆類や小麦、米穀などの食材を取り扱ってきた。
一方、JALUXは全国25空港に展開する空港店舗「BLUE SKY」、日本航空公式通販サイト「JALショッピング」を手掛けるほか、首都圏のリテールネットワークを有している。
山本忠信商店の多様な商品の供給力と、JALUXの幅広い流通の展開力を掛け合わせることで、十勝産品の販売拡大を早期に目指す。
さらに、十勝の食品加工メーカーと協力し、大消費地から得られる情報を活用して商品の企画・開発にも注力する。「生産者と消費者をつなぐ流通網を構築」し、魅力ある十勝産食品を、よりタイムリーに、より多くの消費者に届けることで、北海道「十勝」地域のさらなるブランド価値向上を図り、地域産業の発展に貢献していく狙い。