札幌商工会議所は3月11日、北海道経済センターで「北海道農産品の物流確保と付加価値向上に向けてー食料流通備蓄の事業化とその意義」と題したセミナーを開催する。食料流通備蓄事業化準備会が後援。
北海道で生産された農産物の多くが道外に出荷されているが、近年のドライバー不足や本州と繋ぐ輸送機関の問題などにより、収穫期における物流の確保が難しくなってきている。輸送の平準化によりこういった問題に対応するため、道内で農産物を貯蔵し、出荷調整する「流通備蓄」の取り組みが進められている。
同セミナーでは、北海道農業の現状と食料流通備蓄の事業化の分野の第一人者を講師とし、農業の情勢と食料流通備蓄の事業化の意義について講演が行われる。
北海道農政部農業経営局長の渡邉顕太氏が「最近の農業情勢及び農業と企業の連携の動きについて」、日本データーサービス執行役員副社長の川合紀章氏が「北海道農産品の物流確保と付加価値向上に向けてー食料流通備蓄の事業化とその意義」と題してそれぞれ講演する。
参加費は無料。定員は100人。