北海道渋滞対策協議会の今年度2回目の会合が2月26日、TKP札幌駅カンファレンスセンターで開催され、北海道開発局、北海道運輸局、北海道、道警本部、札幌市、NEXCO東日本、北ト協、北海道バス協会など関係機関が参加した。
道内の主要渋滞箇所における対策の進捗や今後の対応などについて協議し、情報共有を図った。
同協議会は、北海道における道路交通渋滞の解消のため、対策の検討調整を行い、実行計画の策定や効率的な対策を進めていくことを目的としており、北海道開発局が事務局を務めている。
平成24年度に道内214の主要渋滞箇所を選定、それから「右左折車線の増設・延伸・カラー舗装」「新たなICの整備」「誘導看板の設置」など様々な対策を行った結果、主要渋滞箇所は同30年8月6日時点で183箇所へと減少している。
今回の会合では、既存の主要渋滞箇所の対策・検討内容について報告が行われたほか、トラック・バスの両協会から意見のあった箇所の渋滞状況の確認結果が初めて報告された。
両協会からは合計61箇所の意見があり、既存の主要渋滞箇所に該当していなかったのは12箇所、このうち札幌開発建設部管轄の「環状線交差点付近(国道12号×環状通)」、旭川開発建設部管轄の「春志内トンネル付近」「神居古潭トンネル付近」、室蘭開発建設部管轄の「竹浦地区」、函館開発建設部管轄の「大沼IC付近」ーの5箇所を主要渋滞箇所に追加した。
そのほかの7箇所は引き続きモニタリングを行うとした。
池田武司会長(北海道開発局建設部道路計画課道路調査官)は「各機関で連携し、効率的・効果的な渋滞対策を進めていきたい」と述べた。